追憶 それでも、人は、ケータイと呼ぶ。

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2016年12月29日。

抗がん剤治療の2回目が始まった。

今回からオキサリプラチンはフルドーズ。胃カメラでの検査も問題無しだったので、出血リスクも低い事からアバスチンも追加となる。
つまり1stlineのFOLFOX+アバスチン療法が本格的に開始となる。
この療法は奏効率70%と言われている。
奏効とは腫瘍の大きさの和が30%以上縮小する事。70%はかなりの数字!妻もこの70%の中に入るだろうと大いに期待したのだか。。

副作用は2日目から吐き気が出始めて吐き気止めの点滴を打ったりしたが、まだマシな方。
3日目に無事退院。副作用はほぼ無し。
この日は12月31日!
病院も治療もお正月関係無しで、先生方もご苦労様です
とにかく心配していた副作用も、幸いな事にこの時点ではほとんど気にならなくて。
退院した日に妻方のお爺ちゃん、お婆ちゃん、妹が集まって穏やかに新年を迎えた。
お寿司を頼んで、年越しそばを食べて幸せな気分。抗がん剤治療をしながら普通に年末を過ごせるなんて、想像もしなかった。

いつもは盛岡の実家にみんなで帰って、盛岡で新年を迎えていたから、東京で迎えた新年は初めてと言っていいくらい。
これが妻と過ごした最後の年越しになった。
そして迎えた2017年1月1日。妻と永遠の別れを告げる年になる。
この日、生後5カ月の息子を連れて盛岡に帰省した。この話はまた今度!

追憶 暮らし・感じる・変えていく

11月14日。J大学病院の診察の日。
既に妻は大腸癌、多発性肝転移、肺転移という診断を、告知があったK病院のY先生から受けている。
治療方針についても食事を取れるようにするだけの暫定対処として、大腸原発切除、その後抗がん剤による全身療法しかないとして、完治は望めない事も言われている。

でも。。認めたくない。

セカンドオピニオンじゃないけど、違う病院の違う先生に診てもらったら、何か違う見解があるんじゃないかと期待した。
Y先生と待ち合わせし、教授先生とはすぐ会えた。2,3時間待ちが当たり前の中、すぐ診察をしてくれたのは有り難かった。それだけ妻の状態は悪いという事かもしれないけど。
教授先生からは詳しい説明は無かった。既にY先生が診断している通りである事、これからJ大学病院での検査次第である事、この一点だった。
期待は外れ。しょうがない、納得するしかない。
それよりも先生の問いに対する妻の返答が気になった。
「痛くない」「何ともない」「食欲もある」
。。。さっきからまで待合室で辛そうにしてたじゃないか!今まで何回も通院してきたけど、そんなやり取りを医者としてきたのか。。
ちゃんと正確に自分の状態を伝えないからここまで放置されてしまったのか。とつい考えてしまった。妻を責めたくないけど。。怒りを感じた。
これからはちゃんとやらなきゃだめだ!そう強く伝えた。

妻は即日入院となった。

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