予選突破に対する評価が甘すぎる件について

予選突破
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時計仕掛けの予選突破

おはようございます。
昨日のお届け。
KIRINさんより勝利の祝杯
いただきました

サッカー日本代表が

ワールドカップ予選突破できたらのむぞ!

ありがとうございました。

予選突破は何故売れているのかなぁ~、その秘密は・・。

本日は早朝5時に出勤して、夜7時に終業で残業は5時間。

昨日の日曜日は世界陸上の男子100mを観るために朝3時に起床し、
女子マラソン中継の終わる夜中の1時過ぎまで起きていましたので、さすがに今日は睡眠不足。
しかし、こうしたスポーツイベント観戦による寝不足というものは精神的につらいものではないので、肉体的にも何の問題もないと私は勝手に思っています。
そんなわけで今夜も夕食後に10kmほど元気に ジョグ。
では昨夜行われた男子マラソンの感想を。
昨今の世界のマラソン情勢を考えますと、日本男子が世界大会でメダルを獲ることはもちろん、8位入賞することも困難な状況であります。
そうした中、あえて「メダルが目標」と公言し、自らを追い込んだ川内優輝選手が日本人最高の9位
20km過ぎで先頭集団から遅れ、さらに段差に躓いて転倒し、苦痛にゆがむ表情を見た時は私も絶望しましたが、
この絶体絶命に追い詰められてからが川内優輝選手の真骨頂。
転倒して逆に疲れもリセットされたようで、
25kmで20位、
30kmで17位、
35kmで13位、
40kmで10位と追い上げ、
さらに9位を走る中本健太郎選手を一気に交わして、最後の直線、8位の選手をめがけて怒涛の追い込みを見せる姿は、まるでブロードアピール。
8位入賞までわずかに3秒
今回が日本代表として走る最後のレースであることを思うと、入賞してもらいたかったところですが、
下手に8位に入ったら、また下位入賞で日の丸を広げる姿を世界にさらけ出すところでした。
確かに日本国内では8位は評価されますが、海外の人から見れば、
「何を下位入賞で大はしゃぎしてるんだ?」
と思われるところでしたので、この「9位」が日本のためには一番良かったと思います。
いずれにせよ今後の川内選手は代表選考のプレッシャーから解放されて、さらに国内のレースでは無双を誇っていきそうな感じがします。
今年の福岡国際には大迫傑選手と神野大地選手の出場が噂されていますが、
そこに川内選手が加わることを想像するだけで、もうワクワクしてしまいます。
10位に入った中本健太郎選手の安定感には相変わらず感心。
いつもの夏のレースのように気温がもう少し高ければ、余裕で入賞できたでしょう。
井上大仁選手は26位に終わりましたが、落ち込みを最小限に抑えましたので、今後にしっかりとつながっていく内容だったと思います。
今回の世界陸上の日本勢の順位は、9位・10位・26位。
昨年のリオ五輪が16位・36位・94位だったのに比べると健闘したと言えますが、
瀬古利彦氏が「今回のメンバーは二線級」と語っていたように、
各国の一線級が揃うオリンピックよりはケニア勢にしろエチオピア勢にしろ、レベルが一段階落ちていたのは事実であります。
しかし、私は酷暑が予想される東京五輪は出場を回避する有力選手が相次いで、
海外のメンバーは二線級どころか"三線級"になるのではと予想しているので、
今の調子ならば入賞者が出るのは確実ではないかと楽観視しています。

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惨敗した女子マラソンの感想は明日アップしますが、その他の種目でも昨日は日本勢の苦戦が相次いだようです。

男子110mH、400mH、3000m障害、棒高跳、女子やり投の各予選に12人の日本選手が出場しましたが、
突破できたのは110mHの増野選手と400mHの安部選手の2人のみ。
男子100mの3人全員予選突破でつかんだ良い流れが、サニブラウン選手の躓きあたりからおかしくなったような気もしますので、
その悪い流れをサニブラウン選手自ら、今夜行われる男子200m予選の走りで変えてもらいたいものです。

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