班長 先端をサプライズに

班長
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世界三大班長がついに決定

宇宙戦艦ヤマトに登場する様々な勢力。各陣営には他勢力には見られない特徴があります。それは自国の戦略に起因していると思われます。全勢力の特徴を羅列して見比べてみると色々なことが見えてきて面白そうです。

国家の置かれている事情や保有している兵器を紹介し、その能力を基本10点満点で数値化します。勿論点数は私の独断と偏見です(笑)。

今回分析するのは【地球】です。では早速見ていきましょう。

地球は科学の遅れた単一惑星国家でしたが、イスカンダルより先進技術を供与されて以降、先進国の仲間入りを果たしたといって良いでしょう。

地球は幾度となく巨大星間国家に攻め込まれた不運極まりない星です。
しかし、度重なる戦役を生き延びたことで更なるオーバーテクノロジーを獲得出来たようです。

しかし、戦訓を活かすことが出来ずに毎度の如く奇襲攻撃を喰らっています。防衛体制が一番の問題点でしょう。

地球は銀河系大戦時代においてようやく太陽系外に足場を築き、星間国家へ移行しつつあります。なので要塞は未だ保有していません。

←ケンタウルス座アルファ星系第4惑星に人類は入植を果たした。

支配領域の狭さと侵略を国策としていない為、宇宙艦隊は矮小な領土を守ることに重点を置いて設計運用されています。遠征能力は無く局地戦向きの地球防衛艦隊と戦斗衛星が戦力の中心です。

←アルファ星系第4惑星を防衛する戦斗衛星。防衛艦隊が到着するまでの時間稼ぎが任務である。

戦斗衛星はガルマンガミラス駆逐艦の装甲に傷一つ付けられなかった。本当に時間稼ぎにしかならなかった。

地球防衛艦隊は専守防衛を旨としている為、遠征に必要な機能は必要ありません。その分高い火力を付与して侵略者を撃退するという戦略思想の元に設計運用されているのではないでしょうか。そして狙い通り地球艦隊の主砲ショックカノンは全勢力の中でも高い火力を誇るものとなった反面、速射性が犠牲となっています。また艦艇の機動性も総じて低い方です。

では戦力紹介する前に数値の意味を記しておきます。
攻=砲撃戦能力 防=防御力 距=主兵装の射程距離 空=対空砲火 
速=速度 運=運動性 索=索敵・探知能力 
総=上記の総合値

射=主砲の速射性能(数値ではなくABCでランク付け)
決戦兵器の数値は破壊力を表します。
搭=艦載機搭載機数は独断予想です。救命艇等の非軍用機は含まない。
特=特殊機能

注:他勢力との絡みで後日数値を修正することがあります。何分比較なので・・・

【第一世代地球防衛艦隊】
第一世代は他勢力と戦える代物ではない旧式艦で構成されている。ワープ航法も開発されていないため、太陽系外に出て行く能力も無いのである。

沖田艦 攻1 防4 距2 空0 速1 運1 索2 射C 総11 搭5
何とこの能力で防衛艦隊の旗艦なのである。イスカンダルに技術供与を受ける前の地球の素の力がこれである。
如何に天才真田がいようと技術の蓄積が無ければどうしようもないのである。司令官沖田が「この船では勝てない」と嘆いたことで有名。

ガミラスデストロイヤーのフェザー砲の直撃弾を受けるも生還した防御力はまずまずである。また少ないながらも艦載機を搭載出来る。防衛艦隊旗艦として見るべき技術力があることを多少なりとも示した。

ミサイル突撃艦 攻1 防1 距1 空0 速2 運2 索1 射C 総8
第一世代地球防衛艦隊の主力艦。本艦で最も有名なのが「ゆきかぜ」である。性能は見ての通り酷いの一言だが、ミサイルはガミラス艦にも有効であった為、稀に戦果を上げることが出来た。恐らくレーザー突撃艦も存在するのだろうが詳細不明。
【特殊艦艇】
元々はノアの箱舟計画により建造されていたが、イスカンダルの技術供与で波動エンジンを地球で初めて搭載して宇宙戦艦に生まれ変わった。
事情が事情だっただけにコスト度外視で建造されたと思われる。

宇宙戦艦ヤマト 攻20 防30 距10 空20 速5 運6 索9 射C 
総100
 決戦兵器:波動砲100 搭50 
特:空間磁力メッキ、次元羅針盤、アステロイドリング、艦内工場
言わずと知れた最強無敵の不沈艦。空母並に艦載機を搭載し、強襲揚陸までもこなし数値だけでは計り知れない実力を持つ。しかし数値でも恐らく戦艦最高値になるかも知れない。総合値100は要塞級である。
この戦艦1隻で星間国家を滅ぼすことも少なくない所謂「悪魔の船」である。
←ボラー主力艦隊を瞬殺するヤマト。
この「スカラゲック海峡の戦い」は宇宙史に残る大戦果である。ヤマトは華奢な船体に似合わず針ネズミの様に武装が施されており、その多種多用な兵装がスカラゲックで如何なく発揮され、この歴史的大勝利となった。暗黒星団帝国第一艦隊を壊滅させたのも同様である。
主砲のショックカノンの威力は凄まじく他勢力の主砲を大きく凌駕する上に射程も長い。波動カートリッジ弾も強力である。
またパルスレーザーの乱れ撃ちで敵編隊を根こそぎ撃退出来る程の対空戦闘能力を誇る。
キリモミ飛行?も可能であり、戦艦とは思えぬ運動性がある。
しかし、特筆すべきは破格の防御力である。戦闘中にも修理作業を行える乗組員がいる限り、いつまでたってもダメージが蓄積されることは無いのである。
技術班長の真田が新兵器を直ぐに無効化にしてしまうので、ほぼ無敵状態!敵に回したくない戦艦である。
10点満点で10点オーバー連発は反則的ですらあるが、ヤマトの無敵ぶりをよく表しているといえる。

【第二世代地球防衛艦隊】
第二世代は全体的に火力重視なのが窺える。また火器管制の無人化等、省人化が図られたこともこの世代の特徴である。
総じて対空兵装が貧弱なのは、珍しく機動部隊を擁していたからなのかも知れない。

アンドロメダ 攻20 防11 距20 空3 速6 運4 索10 射C 総74
決戦兵器:拡散波動砲2門250 搭30 特:ソナー

地球復興の象徴たる戦艦。様々な電子機器を装備しており、索敵、管制機能に優れ艦隊旗艦に相応しい能力を備えている地球が誇る
新鋭戦艦。
主砲のショックカノンはヤマトの波動砲の射程と同じで威力もヤマト主砲に勝る。

しかし、時代遅れ?の煙突ミサイルが無いため、攻撃力はヤマトと互角止まりに・・・(笑)

←ショックカノンを放つ
アンドロメダ。
主力戦艦のショックカノンとは見た目にも出力が段違いなのが分かる。
カタログ性能ではヤマトを凌駕する砲撃能力がある。しかし、ヤマトの様に多種多用な武装を詰め込んではいない。

増幅装置により拡散波動砲でありながらヤマトの収束波動砲を上回る威力があり、それが2門も装備されているので、本艦1隻で敵艦隊に壊滅的打撃を与えることが可能である。
しかし、パルスレーザーが気休め程度にしか装備されておらず、航空兵力の攻撃には要注意である。
速度と運動性はこれでもかと付けたサブノズルでカバー(側面に4基、前方下部に4連装ノズル)している。ヤマトを追撃した際には、その速度を見せ付け、逆に小惑星帯においては運動性で遅れを取った。
また防御力も満点の10点オーバーと申し分ない。第一世代とは全てにおいて隔絶されたハイテク艦である。
ヤマト波動砲と同じ射程を持つとされる主砲の射程20が驚異的。
アンドロメダは艦載機も搭載可能で後部サブノズルの上下間に発進口が設けられている(左右に1つずつ)。ヤマトでいうとコスモハウンドの離発着場所と同じである。

主力戦艦 攻8 防5 距9 空3 速4 運3 索5 射C 総37
決戦兵器:拡散波動砲70
やはり主砲ショックカノンが優秀である。十分他勢力の戦艦とも渡り合える威力を備えている。
生産性にも優れており短期間にかなりの数が生産された。
その他の能力も戦艦としては及第点であろう。

対空戦能力は低く、航空兵力の攻撃に晒されると致命的である。
決戦兵器拡散波動砲は強力であり、一斉掃射が決まれば敵艦隊を完全に葬れるはずである。 

宇宙空母 攻7 防4 距9 空3 速4 運2 索5 射C 総34
決戦兵器:拡散波動砲70 搭50
地球が初めて保有した機動部隊は本艦で編成された。正規空母ではなく戦闘空母に分類される。
宇宙空母は主力戦艦の後部を艦載機格納庫と飛行甲板に改装した即席空母であるが、能力は決して低くはない。

形状から旧日本海軍の伊勢、日向を参考にしていると思われる。
搭載機はコスモタイガー雷撃機タイプである。
ヤマトと共に白色彗星機動部隊に奇襲を仕掛けて大戦果を上げた殊勲艦である。
ベースが主力戦艦なので砲撃能力も高い。

巡洋艦 攻6 防3 距7 空2 速6 運4 索4 射C 総32
決戦兵器:拡散波動砲35
ショックカノンに加え宇宙魚雷を多数装備しており、巡洋艦にしては攻撃力は高い。
射程もまずまずであり、土星決戦で活躍出来た要因となっている。
巡洋艦の基準値をほぼ上回っており、艦隊の主力を十分に担う実力がある。

銀河系大戦時代も運用されていたことが本艦の優秀さを物語っている。
拡散波動砲は使用しない方がいいだろう。戦艦程の防御力が無い上に、射程も威力も主力戦艦よりも劣る拡散波動砲は如何にも使い勝手が悪いというよりは、使う間がないだろう。
砲雷撃戦でこそ真価を発揮する艦艇である。側面に装備された3連装主砲が強力。
対空戦はやはり弱いし、運動性も低い。

パトロール艦 攻4 防3 距5 空1 速6 運4 索8 射C 総31
決戦兵器:拡散波動砲35
巡洋艦より攻撃力は低いが索敵能力をかなり強化してある。機動部隊や水雷船隊に1隻は配備しておきたい艦である。
対空戦闘能力は無きに等しい。

護衛艦 攻3 防2 距3 空3 速6 運5 索3 射C 総25
決戦兵器:拡散波動砲20
駆逐艦に指揮管制機能を付与し、ある程度独立した行動が取れるようにした艦。
拡散波動砲も装備しているが、巡洋艦以上に使いどころが無さそうである。
護衛艦とはよく言ったもので、正に輸送船の護衛にもってこいの艦である。
駆逐艦 攻3 防2 距3 空3 速6 運5 索2 射C 総24
防御力と運動性に難ありだが、近距離からの砲雷撃戦で真価を発揮する艦艇であるが、そこまで辿り着けるかという問題がある。
対空兵装を充実させた対空戦仕様タイプ等を開発して、バリエーションを持たせても良かった。
【第三世代地球防衛艦隊】
白色彗星帝国戦役で地球防衛艦隊が壊滅し、人的被害は深刻を極めた為、第三世代は完全無人化の艦隊となった。地球の科学力で完全無人艦は如何にも無理がある。あの暗黒星団帝国でも完全無人化は採用されなかった位なのだから・・・

無人大型戦艦 攻8 防5 距10 空1 速4 運2 索4 射C 総34
決戦兵器:波動砲2門70
全長300mの大型艦であるが、はっきり言って役に立たないだろう。完全無人艦であるので、小回りが効かず遭遇戦や奇襲にはなす術なしである。
また高い火力も活かすことは出来ないだろう。数値だけでは推し量れない見本みたいな艦である。
波動砲を2門装備しているが、艦外に取り付けた形状から威力は然程高くないと思われる。

無人小型戦艦 攻6 防4 距6 空1 速4 運2 索3 射C 総26
決戦兵器:波動砲2門60

無人大型艦をスケールダウンした艦。
只それだけである。
ラジコン戦艦と呼べばいいかもしれない。
【第四世代地球防衛艦隊】
巡洋艦やパトロール艦等、第二世代の艦艇を運用していたことから、各国で独自に旗艦のみが新造され、その他の艦艇は第二世代で編成されていると思われる。
ここで取り上げた艦艇は全て旗艦なので、量産艦より総じて能力が高い。
これらの艦が艦隊の主力を担っている訳ではないので誤解せぬように。

アリゾナ 攻10 防9 距10 空8
 速5 運3 索8 射C 総53

決戦兵器:波動砲100
かなり高いレベルでバランスが取れている高性能艦である。第二世代の弱点であった対空戦にも対応出来るのが嬉しい限りである。但し過信は禁物。
攻撃力は10点満点と強力であり、防御力もアンドロメダに次ぐ高さである。

波動砲も近代改装されたヤマト波動砲と同等であると思われる。
アンドロメダと第五世代戦艦を併せた様な形状をしていることから、第五世代は優秀だった本艦をベースに開発されたのかも知れない。本艦と第五世代はカラーリングも同じである。
しかし、アリゾナはボラー艦隊に葬られた。多勢に無勢だったのだろう。

プリンス・オブ・ウェールズ 攻9 防7 距10 空2 速6 運4 索7 
C 総45 
決戦兵器:波動砲100
ノズルが大きく突起物が少ない形状から速度を重視した高速戦艦だと思われる。
もしかしたら、他の兵装は普段は格納されているのかも知れない。
戦艦で速度6は驚異的である。ショックカノンが前方に3基装備されているのが特徴的。

ビスマルク 攻9 防9 距10 空3 速5 運3 索10 射C 総49
決戦兵器:波動砲100
艦橋がアンドロメダと同型であり、指揮管制や探知能力に重点を置いた戦艦なのだろう。

また、地球艦艇には珍しく武装は全て格納されており、ステルス性を向上させている。
隠れた名鑑である。
ノーウィック 攻7 防7 距8 空2 速6 運6 索5 射C 総41
波動砲は装備されておらず、ロケット型をした地球では異質な艦である。
恐らく巡洋戦艦だと思われ、機動力を重視した設計となっている。
【第五世代地球防衛艦隊】
新型戦艦や新型巡洋艦はバランスの取れた高性能艦アリゾナを元に設計されているため、量産艦とはいえバランスの取れた名艦となっている。その反面、新型駆逐艦が残念なことに・・・

新型戦艦 攻9 防6 距10 空8 速5 運3 索8 射C 総49
決戦兵器:拡大波動砲120
第二世代以来となる有人量産型戦艦である。アリゾナをベースに設計されているのでバランスの取れた高性能艦となっている。特に第二世代の弱点であった対空戦能力が高くなっている。
また艦橋に新型と思われるレーダーが設置されており索敵能力も高い。
対空性能が高い割りにハイパー放射ミサイルを喰らったのはヤマトでも落とせなかったことを考えると仕方が無いと言える。同ミサイルは特殊な能力があるのだろう。
また、過去の戦訓から火器管制等は有人となっているが、ハイパー放射ミサイルに対しては省人化された第二世代や完全無人化された第三世代の方が相性が良いので地球艦隊は仕様が裏目に出続けている。誠に運が無いというか先見の明が無いというか・・・
新型の拡大波動砲を装備しているが、その能力は不明である。拡散波動砲が巨大彗星や強固な要塞に対して有効ではないと判断され開発されたのであろう。そういう意味ではハイパーデスラー砲を開発したガルマンガミラス帝国と同じ答えを導き出したと云える。しかし、科学力の差からハイパーデスラー砲には到底及ばない。

新型巡洋艦 攻8 防5 距8 空4 速5 運4 索5 射C 総39
決戦兵器:拡大波動砲80
巡洋艦というよりは巡洋戦艦と呼ぶに相応しい大きさを誇る。その能力は第二世代の主力戦艦を上回る。
対空戦能力は物足りないので注意が必要である。
←新型巡洋艦は最早お約束の奇襲を喰らい活躍する間もなく撃沈されてしまった。
新型駆逐艦 攻3 防3 距4 空1 速6 運4 索4 射C 総25
第五世代は総じて大型化しているのだが、駆逐艦も例外なく大型化しており、巡洋艦クラスのサイズがある。にもかかわらずこの総合値は頂けない。
兵装は2連装主砲1基とミサイルポッド1基のみである。
対空戦は無いに等しい。ミサイルポッドの対空戦能力が低いからである。
後部は艦載機の格納スペースとなっているため非武装である。艦載機といっても搭載出来るのは救命艇等の作業機のみである。ヤマト乗組員の回収に役立ったが全てにおいて中途半端な艦であり駄作と云える艦である。
何に重きを置いて設計されたのかが見えてこない艦である。

地球の駆逐艦についての詳細は「」を参照。

レアでモダンな班長を完全マスター

先月29日に拙ブログで記事した 『通州事件』 同様、今日も皆さんに拡散していただきたい〝学校で教えない史実〟のご紹介です。

※『通州事件』に関する記事は、こちら。(↓)
   

皆さんは、〝樺太〟という地名や場所はご存知のことと思います。

しかし若い方は、地図を見てすぐに指差せるでしょうか?

北海道の北に位置する細長い島・樺太は、日露戦争後のポーツマス条約により北緯50度線を境に分割され、その南半分が日本領土となりました。

     

最盛期には約40万人の日本人が暮らしていたこの地で、今から72年前の今日・終戦直後の1945(昭和20)年8月20日に

  真岡郵便電信局事件

という悲劇が起きたことをご存じでしょうか?

同年8月9日、日ソ不可侵条約を一方的に破棄したソ連軍が対日参戦。

それまで平穏だった樺太の北緯50度線を越え、戦車を先頭に南下・侵攻してきたのです。

しかも、同月15日に日本がポツダム宣言を受諾して玉音放送を流し降伏した後も、彼らは攻撃を続行。

混乱と恐怖の中で疎開命令が出され、次々と逃げる日本人達。

にもかかわらず、北洋漁業の港や王子製紙の工場で栄えていた真岡 (まおか) の郵便電信局 (※当時は電話交換業務を郵便局で兼務) に勤務していた10代を中心とする若い女性電話交換手20名が、仕事を全うすべく〝決死隊〟として最期まで残ることを申し出ます。

 

               真岡の位置と、その全景

そして8月20日早朝から、真岡沿岸に現れたソ連艦隊が無差別砲撃を開始。

更に上陸したソ連軍兵士の銃撃や防空壕への爆弾投下などで一般住民が次々に虐殺される中、当番の女性交換手12名がいた郵便局別館にも砲弾が。

窓からソ連兵の残虐行為を見て覚悟を決めた班長以下9名が、予め所持していた青酸カリやモルヒネで服毒自決を遂げ、男性職員によって保護されたのは僅か3名。

班長が自決する直前、他の郵便局に伝えた最期の言葉は、

「みなさん、これが最期です。 さようなら、さようなら・・・。」

だったとか。

現在に至るまで、ロシア(旧・ソ連)はサンフランシスコ講和条約に調印しないまま実効支配を続けており、日本の立場では〝帰属未定地〟となっている南樺太。

ただでさえ国際法上違法な攻撃・支配をしたソ連ですが、この事件に関し我が国にとって更に屈辱的なことがその後に起こっています。

この悲劇を描いた映画 『樺太1945年夏 氷雪の門』 がジャパン・ムービー・ピクチャー社により制作され、1974年4月から東宝系劇場で上映される予定でした。
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※ 『氷雪の門』 とは、北海道・稚内市の稚内公園内にある、自決した女性電話交換手9名を含め樺太で亡くなった人々の慰霊碑のこと。

       

当時としては破格の5億円以上という制作費をかけ、丹波哲朗・藤岡重慶・千秋実・藤田弓子ら豪華俳優の出演、そして陸上自衛隊の全面協力を得た話題作で、前売り券も大量に売れたとか。

ところが公開直前の2月にソ連当局から圧力がかかり、軋轢を恐れた東宝は止む無く上映中止を決定。

結局その年の夏、東映が北海道・九州の劇場で僅か2週間の限定上映をしただけでお蔵入りになってしまったのです。
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しかし2004年、紛失していた同作品のフィルムが奇跡的に発見され、デジタル処理を施された上で制作から36年が経過した2010年7月、全国26ヶ所の映画館で上映されました。

残念ながら当時も大きな話題になることはありませんでしたが・・・。

ただ幸いにも、現在〝「氷雪の門」上映委員会〟からDVDが発売されています。
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通販等で入手できますので、是非ご家族でご覧ください。

弱腰外交国家・日本の実態を憂えつつ・・・。

無法・残虐なソ連軍の侵攻により、20歳前後の若さで自らの命を絶つことになってしまった女性交換手9名のご冥福を、衷心よりお祈り致します。

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