班長 ファッションのロマン吉忠

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班長の真実

昨年4月に初めて回ってきた

町内会の班長 

正直、最初は憂鬱でした・・・。

引っ越して21年、隣の方とは交流はありますが

共働きで日中いない私は

ご近所の方の顔、あまり知らないし

集金面倒・・・。

そう、思っていました。

町内会費、お祭りの奉納金、年末助け合い運動のお金と

年3回の集金を土日や仕事の帰りに行うのは

やっぱり大変でした。

でも、おかげでご近所の方とお知り合いにもなれたし

町内会の部長さんとも

とっても親しくしていただいて楽しかったです。

そして、町内会からお礼の品をいただきました。

素敵なタオル

班長さんへ・・・ということで

お手紙もいただきました。

大変だったけど、いい経験になりました。

新ジャンル「班長デレ」

2日目

この日は班長殿以外の2年4人で、モンクロベニカミキリ、ヨスジアオカミキリ狙いで北部へ向かいました。

残り3人はクロツバメシジミを狙いに中部へ行ったそうです。

拠点を朝5時半に出発したため、運転者(僕)を除いて全員が爆睡。免許を取って2週間の人間が運転する車でよく寝れるよなあ、などと思いながら国道を大胆にドライビング。

カーナビの予測通り(途中で土場に30分くらい寄り道したのに)2時間でポイントに到着。

まずはポイント外での花掬い。時間が早すぎたのかミドリカミキリモドキ、よくわからんハナムグリ類等々しか落ちなかったため早々に断念。

9時ごろにポイント付近に到着。多肉植物があるからクロツバメシジミがある!という田中氏(植物班の班長!)の言葉に従って岩場のほうに向かった他3人を尻目に、

カミキリの亡者と化した僕は崖のような急斜面にふらふらと向かっていきました(このことを2時間後に大後悔します)。

今回の対馬遠征に当たって手に入れた情報の中に、モンクロベニカミキリは訪花性低いけど花に来とったで的なポイント写真付きの資料がありまして、そのポイントを探すべく、虫もろくに採らずに斜面を登ること30分。

あった!!!!

上のほうを見るとハナムグリがたくさん飛んでいます。

これはルイジアンナ(所有している6m長竿)が大活躍やな、長竿持ってるの俺だけだし独り占めできるな、などとホクホクしながら全員に招集をかけ車に戻りますと、なにやらわけわからん表情をしている3人が待っていました。

僕「クロツバメ採れたん?」

田中氏「採れた」

僕「他は?」

田中氏「ヨスジアオ

はあ?????

なんでも後藤氏と原田氏がヨスジアオを採ったらしい。3頭も。しかも周りにろくに木がない場所を歩いてたら網に入ってた・脇を見たらいた、などと意味の分からない供述をしている。いやキクスイあたりだ、そうに違いない…と言い聞かせながら見せてもらった。ヨスジアオだった。

ヨスジアオカミキリ(後藤氏が後日撮影)

なんだよなんだよ…この日のためにガチャ回して爆死したり車を搬入する港を間違えて船に乗せられなくなりそうになったりして”徳”を積んだのに…と車の運転をしたら確実に事故りそうな精神状況になったため、さっき見つけたポイントへ。

赤く染まった謎の飛翔体Xがいる。網を振る。入った!→ベニカミキリ(ド普通種)、の流れを6回くらいリプレイした後で、車を走らせ(事故らなかった!)、土場へ。

ハラアカコブカミキリやトラカミキリの仲間がたくさん採れました。

それと、(おそらく)オオスズメバチのクイーンを確保しました。九大祭の時期変更に伴いできなくなる「アレ」の代わりの企画候補の実験材料にしようと思ってたので良かったです。

お昼ご飯は対州そばをいただき、完全復活。

午後はトラップの見回りへ。T山で昆虫班前班長様と甲虫屋の先輩方、小動物班の皆さまと邂逅。なんというか、エキセントリックな空間でしたw

日が暮れると雲が出てきて、絶好のライト日和(?)に!先日とは打って変わって森の中で点灯すると、ヒメダイコクが山ほど飛んできました!というかヒメダイコクしか飛んでこねえ。すごい。

飽きたのでこいつと遊んでいました。

アカマダラ。対馬の爬虫類といえばこれ。小動物班にあげた。

その後、ライトのバッテリーが切れたので、田中氏の「ツシマカブリモドキは低地にいる」との言説をもとに夜の街へ繰り出しました。

自販機、ダム、学校前、式場前…どこにもいない。

最初はみんな、車が停止する前から車から飛び出し、周辺をガサっていたのに1時間もすると雨が降ってきたこともあって僕以外は車で待機、という状況に…

そしてとある場所、一人でライトで草むらを照らします。

おりました。見つけた瞬間は意外と冷静で(めちゃくちゃうれしかったんですけどね)、なんというか「諸作品で主人公が無意識のうちに抱いてたヒロインへの好意を自覚する瞬間」みたいな心境でした(意味不明)

とりあえず車に「おったでー」と声をかけるとわらわらと出てきました。落ち葉下のツシマオサムシのよう。現金な奴らだ。

みんなで探した甲斐あって、6匹のツシマカブリモドキを確保できました。今回の遠征のMVPは田中氏ですね。(昆虫班に所属してない?こまかいことはいいんですよ)

3日目は疲れが祟ったのか何も覚えてないです。すみません。

この日は7人全員で行動していたので、班長殿が僕の知らない1日目・2日目のエピソードも交えて面白おかしく書いてくれるでしょう(丸投げ)。

かねてから狙っていた固有種は確保できましたが、カミキリ採りとしては大敗北を喫してしまったので、また来年リベンジしたいです。

それでは皆様お目汚し失礼いたしました。

参加者の皆様お疲れさまでした。また行きましょう。

(文責:有田)

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