班長は都市伝説じゃなかった
会議が解散しても、メンバーの苛立ちは収まらない
内川班長
「品川チャンずるいわ、何も言わないんやん」
品川
「僕は、こんなの初めてじゃない。結局さ、ハッピーグループは、めんたろうと同じレベルって事さ。あんなにバカにしといてさ、」
班長
「そう言って、そう言うこと言えばええゃないか」
メンバーは口々に言う
内川班長
「俺達かて、初めてじゃないぜ。二郎チャンだけやない」
品川
「俺の事、ダシにするつもりだったんだろ?」
メンバーら
「品川チャン、先の事、考えてさぁ、自分の評価下げたくないからってさぁ!」
品川
「世界進出でごまかされちゃったね。結局、閉店のいいわけじゃんか」
トケイ班長
「世界進出はマジでやるんちゃうの?フッ、俺は相対者が、中東やから、そっちで世界に出るけどね。」
品川
「俺は、どうしようかな」
トケイ班長
「コンチャン、相対者との関係がよくないから、会社に残ったらいいやけい。」
品川
「俺は、僑胞復帰が進んでるから、独立して、移動販売やっていく道も考えてる。班長こそ、還故郷したらいい」
班長
「俺は、相対者が中東宣教やもん。中東に行くのが願いやもん。氏族メシヤは地元の教会がやってくれんねん。」
品川
「教会なんて、信用できないとか言ってたじゃん。」
班長
「それとこれとは、ちゃうねん。」
私達は、かなり苛立っていた。営業所は、この先どうなるのか?天助市場が再建するって可能なのか?
天助の摂理が終了って、アボニムが認めたのか?
還故郷の摂理は?
相対者が、宣教に行くのに、家庭スタートなんて出来るのか?
ハッピーグループは、世界進出って?今更?
本社が北朝鮮?
金正日が、アボニムに屈服してる?
その情報は確かなのか?
北朝鮮でなにするの?
メンバーらは、それぞれ、違う未来を描きだしていた
退社して還故郷
会社に残って世界に出る
独立して移動販売を続ける
相対者の宣教国に行く
ただ会社に残る
神の御心のまま、何も考えない。
不平不満が出ては誰かが、諭す。
諭した人も不平不満を言う
一人、本社へ人事
一人、ハッピーワールドへ人事。
人事になった人は晴れ晴れとした顔で去っていく。
そんな中で、天助市場が再び閉店
営業所も閉鎖
再び、会議が開かれた。
会議じゃないな説明会だな。●●部長の更に上、ハッピーワールドの、No.3いわもと部長がやって来た。