初対面にこだわりたい!

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初対面つながってる

我ながら生真面目で責任感が強いほうだと思ってはいたのですが、それが悪い方に作用することもある、と気づいた出来事がありました。なんと「うつ」と診断されてしまいました。これを書いてる今は元気で特に問題もないのですが、確かに一ヶ月近く前までやばかったかもしれない。以下、「うつ」が判明するまでの流れをなるべく簡潔に書きます。複合的な要因があるのは間違いないのですが、主だった出来事だけ書きます。まず、半年前に得意先から大きな仕事の話が来て二つ返事で受けたのが始まりです。大型バス12台のフルラッピングの仕事です。ちなみに私の仕事は看板屋です。個人でやってます。大きな仕事と言っても最初は得意先のスタッフと一緒に、私の職人仲間とともに施工に携わるということだったので、そこまでプレッシャーはありませんでした。それが徐々にこちらが監督責任を負う形になっていき、不安になっていきました。前もってお願いしていた職人仲間も忙しくなって「出来ない」となり、追い詰められてきました。そこで、10年くらい付き合いのある大手の同業者に職人さんの手配とその監督をお願いすることにしました。しかし、事件が起きます。条件のすり合わせも済ませ、いざ来週月曜から作業開始という金曜の夕方になって、突然その業者が仕事を降りると言ってきました。理由ははっきりしません。本当に突然でした。目の前が真っ暗になりましたが、幸い職人さん達をそのまま紹介してくれたので現場初日に穴を開けずには済みました。しかしほぼ初対面の人ばかりですし、よくよく聞くと彼らも毎日出れるわけではないということで、期間中のメンバー調整に大変苦労しました。また、熟練工でない人も多く、1日あたり4人で予定していた仕事を7〜9人で行うことになったりと予算もかなりオーバーしてしまいました。多分もうこの時点で「うつ」は始まっていたと思います。納期が間に合わなかったら数百万円の施工費を弁償しようとか、施工に不具合があったら死んでお詫びしようとか考えながら毎日現場へ向かっていました。それでもなんとか12台の施工を終え、いったんは引き渡しました。とにかく間に合わせることで精一杯でした。しかし後日得意先から連絡がありクライアントから仕上がりについてクレームが来ていると知りました。ここで完全に心が折れました。自分が壊れていくのを感じました。このままでは本当に死ぬと実感しました。具体的な症状としては、もちろん自死念慮と、あとは判断力が極端に無くなり、車を運転していても経路を全く決められず同じところをぐるぐる走っていたり、ひどい肩こりがしたり頭痛が続いたり、です。たまらず心療内科に電話をし、なんとか一週間後の診察の予約を取り付け、妻に自分の状態を説明しました。妻はかなりショックだったようです。 実はそこから一週間のあいだに劇的に状態が改善するのですが、それはまず一つ目に、合気道の稽古のおかげだったと思います。ちょうど指導者資格審査をひかえていたので、嫌でも稽古に出なければいけません。施工期間中は全く稽古に行けなかったのでその分猛稽古しました。これが良かったのではないかと思います。目に見えて気持ちが晴れていきました。そしてクライアントのところへ行ってクレーム対応をした時に得意先の営業マンが一生懸命私をかばってくれたのも大きいです。一人で背負っていたものが少し軽くなりました。 あと、病院を受診する決断ができたのは、家族のためとの思いももちろんですが、普段から文章を書いたりして、自分の気持ちを言語化する習慣があったからだと思います。そのおかげで、苦しい中でも自分を客観視でき、早めの受診を決められたのかもしれません。 このように幸運がかさなり、ある程度元気を取り戻した状態で心療内科に行き、1週間前の状態を説明すると「完全にうつです」とのこと。ただ、今は症状が改善されているので治療はしないとも。その代わりにうつにかかりにくい心の持ちかたなどをカウンセリングしてもらいました。 自分はそれほどタフではないということを専門家に気づかせてもらいとても気が楽になりました。周囲の親しい人たちには「最近うつだったんですよ」と正直に話しています。話すたびに自分で自分を受け入れられたような気がして楽になります。 で、件の仕事での出来事も誰も恨むことなく受け入れようと思っています。じゃないと前に進めないし、誰かを責めても自分が惨めになるだけです。 今回の一件で自分の限界を知れたし、今後の働きかたや生き方を再考できました。ある意味感謝です。 以上が私の「うつ」体験記です。

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