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バンカーにまつわるルール

ゴルフには膨大な数のルールがあります。
とても全容を説明しきれるものではありませんが、ここでは、ほんのさわりとして、バンカーにまつわるルールだけをほんのいくつかご紹介しましょう。
まず、「バンカー内のルースインディペディメントには触れてはいけない」。
ルースインディペンデントとはなんであるか、理屈は難しいのですが要するに、自然にそこにあるもの、です。
落ち葉やどんぐりの実などです。
しかし、明らかに他のプレイヤーが持ち込んだようなもの、たとえばスナック菓子の箱やたばこの吸い殻が落ちていたら取り除いても構いません。
なお、ルースインディペディメントに触れてはいけないのは自分自身だけではなく、クラブさえもそうです。
ボールにヒットする前に落ち葉にクラブが触れたら、二打罰のペナルティを受けます。
なかなかにゴルフのルールとは恐ろしいものです。
「ボールが自分のものか分からなかったら、砂を掘ったり、ボールを取り上げて確認してもよい」。
ボールには、目玉といって、自分のものであるサインがあるのですが、砂に埋まっていたりした場合確認できず、万一他人のボールをショットしてしまっては大変ですので、周辺の砂を最低限掘って確認することが認められます。
ただし、確認ができる最低限度まで、と厳しく決められています。
なお、自分のボールだと思って間違って他人のボールを打ったら、やはり二打罰のペナルティです。
「バンカーが水たまりで池と化しているとき、それはウォーターハザードに準じるものとして扱われる」。
大雨の日の翌日など、ゴルフコースによってはこういう事態が起こります。
とてもバンカーショットどころではありませんので、ウォーターハザードと同じく、一打罰でバンカー外にボールを置くことができます。
ただしウォーターハザードと違うのは、この場合はアンプレアブル宣言も認められるということです。
さて、いかがでしたでしょうか。
バンカーにまつわるルールだけでも、実はまだまだいくらでもあります。
ゴルフは、奥の深いゲームなのです。

子供用クラブの選び方

昨今、宮里藍選手や石川遼選手のように若くしてプロとなるゴルファーが現れ、ジュニアゴルファーが脚光を浴びています。
といえば聞こえはいいですが、そのへんの子供がよくわけもわからずにゴルフをやっているという状況が増えている、ということです。
ここにおいて、たいへん懸念すべきひとつの重大な問題が起こっています。
多くの子供が、重すぎるクラブを使っている、使わされている、ということです。
ゴルフクラブは基本的に、触れる範囲で重い方がいいという原則はあるのですがそれは大人の話です。
身体がまだできていない、非力であるに決まっている子供のゴルファーに、無理に重いクラブ、ひどいものになると大人用のクラブの寸をつめて無理やり子供用に仕立てたようなもの、そのようなものを使わせるのは言語道断です。
重いクラブを使うと、クラブの重さにスィングがついていけず、反動に頼った、引きずるようなバックスィングの癖がつきます。
右半身が伸び、クラブヘッドが垂れてしまい、オーバースィングがちな、そして振りぬいたときには反動で体が反り返るようなスィング。
子供の頃に重すぎるクラブでのスィングに慣れると、それが癖になり、一生そういう打ち方になります。
だいたい、子供に重いクラブを持たせてそれなりにゴルフをやらせると、ほとんど例外なく全員がこうなります。
およそ宮里藍にも石川遼にもなれるわけがありません。
その子供のゴルフ人生を台無しにするような仕打ちといっても過言ではありませんので、子供にはくれぐれも、身体にあった軽いクラブを持たせましょう。

ボールが遠くに飛ばないあなたへ

ゴルフは年を重ねてもできるスポーツのひとつです。
中高年から始めるという人はざらですし、老人といわれる域になってもプレイを続けているアマチュアはいます。
ただし、当たり前ですが人間誰しも加齢によって腕力は衰えていきますので、年を取るほどボールは飛ばなくなります。
そもそもなぜボールがスィングで遠くに飛んでいくかというと、単に弾き飛ばされて遠くに行くからではなく、ボールにバックスピンがかかっている(空中で回転しながら飛んで行っている)からなのですが、スィングに十分な力がないと、つまりヘッドスピードが不足していると、バックスピンが十分にかからず、飛距離が伸びません。
これは非力な女性や、子供の場合でも原理は同じです。
ただし年配になると、飛距離は出ないけどスライスやフックは減った、という人がよくいます。
上達したからではありません。
いや、上達している場合もあるでしょうが、基本的に、バックスピンがあまりかからないくらい非力なショットであれば、サイドスピンすなわち横方向の回転によってスライスやフックがかかる力も減りますので、当然、ボールはまっすぐにしか飛ばなくなるのです。
ドライバーの飛距離が170ヤードを切るくらいの人は、腕立て伏せをして腕力を鍛える……というのは、子供ならいざ知らず高齢者の場合現実的ではありません。
ですが、バックスピンがかかりやすい、ロフト角が12度以上あるドライバーを選びましょう。
理想は15度ほどなのですが、日本国内の市販のドライバーにはほとんど存在しませんので、海外から取り寄せて買うほどの財力があるのでもなければ最低12度が目安となります。

ドライバーとアイアンの合わせ方

ドライバーを打つ場合も、アイアンを打つ場合も、やることはスィングです。
パターはさすがに違いますが、ドライバーとアイアンでは基本的な動作は同じです。
基本的な動作が同じですので、同じように振ったときに、どちらも適切なスィングになってくれるようなドライバーとアイアンをそれぞれ選ばないと、ドライバーはうまく打てるけどアイアンは苦手(男性に多いです)、あるいはその逆で、アイアンはうまいけどドライバーは下手(こちらは女性に多い)、ということがまま起こります。
理屈で言うと、ネック軸周りの慣性モーメントの数値が同じくらいでないとよくありません。
もうちょっと分かりやすくいうと、要するに、ドライバーが大きいならアイアンも大きいのを選び、同じく小ぶりなドライバーならばアイアンは小さいものを合わせろ、ということです。
そうでないと、ヘッドの返るタイミングが揃いませんので、スィングに悪影響が出てしまうのです。
もっとも、プロのゴルファーには、大きなヘッドのドライバーにプロモデルの小ぶりなアイアンを合わせるような人もいます。
ドライバーが大きいほうが左にボールが捉まるリスクは減りますが、アイアンの場合は、小ぶりなほうが、ドロー(スライスに似ているのですが、これは、意図的にボールを右に曲げることで、本質的には大きく違います)やフェード(同じく、意識的に左に曲げること)が狙いやすいからです。
ただし、それは相応の力量があればの話です。
そもそもアマチュアレベルで、ドローやフェードをそうそう狙って打てるものではありませんので、別の世界の話だと思っておきましょう。