日本をダメにした10の練習中
娘ちゃんとお出かけー。
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暖かくなってきて、これから徐々に海に入りやすい季節になってきます。
この冬、しっかりと練習出来ましたか?
出来た方も、出来なかった方も、これから夏に向けて目標をもって練習してくださいね。
この時期WSL(ワールドサーフリーグ)という世界のサーフィンツアーでCT(チャンピオンズツアー)と呼ばれる世界チャンピオンを決めるツアーが始まっています。
オーストラリアのゴールドコーストで毎年行われるクイックシルバープロが初戦なのですが、このツアーが始まると春ももうそこまで来ているなという感じがしてきますね。
これからテイクオフを練習する方も、まだまだパドリング練習中の方も、ぜひこのツアーを見てみてくださいね。
最近では空撮動画がすごい発達しているのですが、今回のクイックシルバープロでも大活躍です。
ドローンと呼ばれるクアッドコプターからの映像がライブで配信されています。
特にこのブログを読んでいる方に見てほしいのは、パドリングなんです。
空からのパドリング映像はかなり勉強になります。
ライディングが終わってからパドリングで戻る時や、波を追いかけている時の映像を見てほしいのですが、各選手多少の癖はありますが、パドリングのストロークや力加減はどの選手もそれほど変わりません。
変わらないというのは私から見てなのですが、私が特に何百人と教えてくる中でパドリングのストークが大きく分けると2通りあるんです。
細かくみるといろいろとパターンはあるのですが、その2通りとは、初心者パドリングでよくあるおへそ中心か、胸から膝までべったりの姿勢なのかのどちらかです。
まずはこの2枚の画像を比べてください。
上の画像は初心者の方の重心位置。
下の画像は私が普通にパドリングした場合です。
どちらも私のパドリングですが、初心者の方のよくあるパドリングを再現してみました。
パドリング重心位置が明らかに違いますね。
パドリングに悩む方はこの重心位置を見てほしいのですが、よくレッスン動画や本で言われているようにおへそでバランスをという感じでパドリングしている選手は中上級者だと誰も居ないんです。
空撮だと特にわかります。
空から見ておへそ重心でパドリングしている方は、おへそを中心として若干なりとも”グラグラ”しているんです。
CT選手だからというわけではないのですが、ある程度頭以上でも沖に出ることが出来るサーファーならほとんどの方が、胸から膝近くまでベッタリの姿勢で漕いでいるんです。
その姿勢だと、足を閉じて、胸の下、肋骨あたりから膝上のモモの中間から下あたりまででボードをホールドしているので、板に対して体は全くぶれません。
ボードと板がブレないのでパドリングストロークは安定します。
そして胸から足までついているので、縦方向は特に安定します。
オンショアの波だろうと、流れが有ろうと安定します。
安定しているので、一漕ぎ、一漕ぎで惰性で進むので、漕げば漕ぐほどスピードが増します。
ある程度のスピードになると一定になりますが、この惰性をつかえているのでロングパドリングも比較的疲れづらいんです。
初心者の方などおへそ中心でバランスをとっていると、前後バランスがグラグラしているので漕いでも漕いでも1回1回止まってしまいます。
自転車でもスケボーでもそうなのですが、漕ぐという行為をする場合、いちばん最初の一漕ぎが一番パワーを使います。
そのパワーを毎回必要とするのですから疲れるわけなんですよ。
細かく言えば、筋肉の使い方や、ボードの角度、パドリングのひじの向きや、手のひらの形などいろいろとあります。
その点はテイクオフ集中講座へ来ていただければ細かくレクチャーするのですが、特にこのパドリングの重心の置き方をまずは意識してみてください。
パドリングの姿勢は一番大事な1歩ですので、まずはここから見直してみてくださいね。
これから暖かくなってサーフィンをもっと楽しみたいのであれば、パドリングを見直して、今まで以上に移動距離を延ばすと更にいっぱい乗れるようになりますし、今まで乗れなかった波も乗れるようになりますよ。
是非お試しください。
パドリングのボード角度については私のブログ”サーフィン上級者への道”で紹介しています。
※好評のテイクオフ集中講座はまだ空きが有ります。
2時間みっちりテイクオフの基礎知識と身体の動きを練習していきます。
毎月第二日曜日と第四土曜日に開催していますのでよかったら受講してみて下さいね。
詳しくはスクール公式サイトから。