班長 街と街の、どまんなかへ。
班長 触れたら最後、日本全土がハルマゲドン
空前のヒット作となったトネガワに続き、カイジのスピンオフ企画第2弾が始動!
2月にヤンマガサードで一度だけ掲載されたハンチョウが、週刊ヤンマガで戻ってきました・・・!γ(▽´ )ツヾ( `▽)ゞ
※前回感想↓
読み切り時と同じグルメ、飯テロ路線で隔週連載スタートです!
原作はトネガワと同じ萩原さん、作画担当の上原さんは福本さんの元チーフアシスタント。新たな制作チームですが、既に実績は十分ですね。トネガワ同様に素晴らしいクオリティが期待できそうです。
地の底の底、帝愛の強制労働施設。
そこでは今日も、債務者たちが地上の光を夢見ます。
1日外出券を・・・1枚・・・!
叶わぬ権利に絶望する亡者たち。
しかし・・・その溜め息を尻目に、今日も軽々と外出券を手にする男がいました!
※カイジ本編での1日外出券の値段は50万ペリカでしたが、ここでは10万ペリカとなっていますね。誤植でしょうか?
それとも・・・あまりに班長の外出が頻繁だった為、後に値上げされたのかも?
これは・・・
地下にいながらもチンチロで大金を稼ぎ・・・
「1日外出券」を利用しては・・・
外で悠々自適な1日を送る
E班トップ・・・
班長はチンチロでの収入や基本の給与を除いても、売店の利益によって月に約72万ペリカを得ています。
外出券が10万ペリカとすると、班長なら週2のペースで外出可能。仮に50万でも月2は出られます。他の者にとっては悲願の対象ですが、班長は日常の息抜きとして利用できますね。
そういえば、本編ではカイジに敗れた時点で約2000万ペリカを貯め込んでいました。ここまで来ると・・・借金を完済して単なるフリーターとして娑婆に戻るよりも、ある程度の地位を築いた地下生活の方が快適なのかもしれませんね。
地下に堕ちていて世渡り上手と表現するのは語弊があるでしょうが、班長の強かな立ち回りがあってこそなせる蓄えでしょう。
前回の読み切りでは、解放場所の公園にローテーションがあると明かされました。
前回の班長と本編でのカイジは上野公園での解放でしたが、今回は日比谷。今後の連載を追う事で、そのローテも判明するのかな。
目覚めを確認した黒服の操作により、腕時計のアラームが鳴動。24時間のカウントダウンが始まりました。
一秒でも無駄にしまい・・・と走り出す人間が大半ですが、班長は余裕そのもの。
それ今やる事かよw
焦りがないとしても他に時間の使い方はあるでしょ(^_^;)
几帳面に靴下の毛玉までも取り除いた班長ですが、既に数時間が経過。
辺りが暗くなり、ようやく動き出した班長ですが・・・向かったのはごく普通の牛丼屋でした。簡単な夕食を済ませると、すぐに格安ビジネスホテルで就寝。せっかくの外出にも関わらず、毛玉と牛丼で半日を潰してしまいました・・・!(・・;)
翌日、班長が向かったのは新橋。
あら、意外に似合うね。
というか結局セーターから着替えるのなら、なおさら毛玉を取っていた時間がもったいないな(゜д゜;)
意図が分からない黒服たちですが、ここは新橋。
ドレスコードの必要な高級店に向かうのだろう、と予想しますが・・・
持てる資金の全てを一食に注ぎこむわけでもなく、昼休みのサラリーマンで混み合う普通の立ち食い蕎麦屋へ。
瞬時に食べログ確認か・・・w よく利用してまっせ、って感じだね。
慌ただしい店内ですが、班長はゆっくりとテーブル席へ着席。
生ビールひとつ・・・
以上で!
何とそばを先に頼まず、最後にシメで頂くと言い出しました・・・!
明らかにランチタイムには異端といえる注文。
店内の注目を一手に受ける中・・・班長はジョッキビールを一気飲み!
堪らずビールを注文しようとするサラリーマンたちですが、彼らには午後にも外回りが控えています。
羨望と苦渋の表情に満ちた人々に囲まれながら、お構いなしにジョッキをおかわりする班長。
その様子を見守っていた黒服は、ついに一連の班長の行動の意図に気が付いたようです・・!
他人の苦しみを愉悦とする班長らしい発想だな・・・w
しかもその方法は誰も責められないというのが憎いね。
しかも、秀逸なのはこの日に揃えたスーツ姿。
もしも同じことを普段着で行っていても、ロクに仕事もない男が飲んだくれているとしか思われません。
しかし、スーツを来た班長は・・・
うわあ・・・悪魔じゃ!コイツは悪魔じゃ!ヽ(;´Д`)ノ
やっている事はセコイのに、手際が良すぎて感心してしまうな・・・w
君臨した!
この店の中で・・
そこまで大層な贅沢なのかw
まあリーマンたちの気持ちはさておき、班長が至福なのであればそれでいいけど。
班長の権力欲、憎いながらも強かな性格がよく表れていましたね。
しかし、今回に関してはシチュエーションをネタにしていただけで、グルメ漫画ではないような・・・w
注文にしても、贅沢を言えば前回のように「し」しとう・「ご」ぼう・焼酎「ロ」ックでシゴロに結び付けるような必然性がほしかったな。
今回は黒服が狂言回しを務めていたために班長のセリフが少なかったので、次回以降は班長目線で進めばもっと面白いと思います。
とはいえ今回は連載第一回目。探り探りの部分もあるでしょうし、次回以降の爆発に期待します!(^∇^)
次回は1/16、西荻窪編に続きます。