大喜利さえあれば

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大喜利で一番大事なことは

今夜23時から、月に1度のTwitCasting『きよしの月いちラジオ』があります

是非聞いて下さい
大喜利お題

雨の日が続くと何がどうなる

「高校野球でこんな事が

替え歌お題

『?あ~あ、幸せのとんぼよ~どこ~へ~』

大喜利セレブコレクション

早いもので、「23階の笑い」の大千秋楽からもう1週間が経ちました。一番最初の打ち合わせから計算すると、このプロジェクトに関わってかれこれ8か月以上が過ぎたので、本当に長い期間の作品で、愛情もひとしおあり、一つのホームタウンが無くなったような気分です。

順序が逆になってしまいましたが、公演に足を運んで下さった皆様、応援して下さった皆様、本当にありがとうございました。心より御礼を申し上げます。大入り袋も初めて頂きまして、感激です。

GWに全く休めなかったので、私は大千秋楽の翌日、大阪観光を1人で楽しんで夜に東京に戻ってきました。ブログを書かなきゃ・・・と思いつつ、何か気持ちの整理がうまくつかないまま、その後は日々の仕事に追われていました。皆さんもそういう経験ありませんか?何か大きな出来事が終わると、しばらくクールダウンしないと落ち着いて考えがまとまらないようなこと。終わってすぐは客観的に捉えられなかった気分でした。

それだけ、私にとって大きな体験でした。とてもためになる経験でした。刺激的な毎日でした。それはどうしてなんだろうか、とずっと考えていた気がします。理由はたくさんあるのですが、一番大きな理由は演出家・錦織さんだと思います。

自分も僭越ながら舞台の演出はやってきましたが、錦織さんの演出法は本当に日々勉強になりました。あの引き出しの多さ、アイデアの豊富さ、細かい演技指導(実際にやってみせる演技の秀逸さ)、緻密な計算、センス・・・どれを取っても「おお!」と感嘆の声をあげることばかりでした。そして、キャストに対するリスペクトの深さ。キャストへの伝え方もとても巧みで、私はよくメモを取っていました。後日、そのメモを取っていることを福ちゃんが懇親会でバラしてましたけど・・・(笑)。

前にも書いたかもしれませんが、ニール・サイモンのことも時事ネタも政治も日本の懐かしいギャグも、とにかく何でも詳しい。詳しすぎる!記憶力がハンパないんです。

そして、何より感動したのは、とにかくお客様の事を第一に大切に考えていることです。お客様を置いてきぼりにしない、自己満足な作品は作らない、という姿勢です。「23階の笑い」は本当に難しい作品です。作品を選んだプロデューサーはチャレンジャーです(笑)。再演では補足説明をして更にわかりやすくしましたが、錦織さんのすごい所は「もし内容がわからないとしても絶対に面白い!」と思ってもらえるように演出された事です。こう書くと簡単に見えるかもしれませんが、容易にできることではありません。ニール・サイモンもびっくり!のはずです。

次に第二の理由は、キャストが皆魅力的だったからだと思います。

ふぉ~ゆ~の皆さんは、最初の打ち合わせが初対面でしたが、その時の第一印象は皆礼儀正しく爽やかな青年という感じで、既にその時点で4人とも役作りに悩んでいて、「なんて真面目なんだろう」とびっくりしたのを覚えています。

でもその悩みは何だったのか?と思うほど、4人とも役を見事に自分のものにして昇華させていました。

実はこの4人をどの役にするかを決めたのは錦織さんで、最初はイメージが合うかな?と思っていたんです。でも本番ではチョメチョメを言うマックスは松君以外考えられないし、目をくるくるさせるルーカスは絶対辰巳君だし、スケコマシなミルトはコッシーにぴったりだし、ヴァルの訛りは福ちゃんの専売特許となりました。

再演の稽古はかなりタイトなスケジュールでした。中でも辰巳君は「それいゆ」の本番と重なって、久しぶりに稽古に現れた時、かなり進化したバージョンになっていて、ガチで目を丸くしていました。それをまた錦織さんがニコニコして見ていて、印象的でした。

4人とも稽古の合間に地方ロケもこなし、信じられないようなスケジュールですし、稽古も本当に休憩時間が短いんですが、嫌な顔一つ見せない。彼らにとってはそれが当たり前で育ってきたのかもしれませんが、私は今まで色々な役者さんを見てきたので、実に感心した次第です。

なだぎさんもシソンヌもスタイリッシュで知的な部分はキープしつつ、面白さを毎回爆発させてました。蒼乃さんと入山さんのキャロルは、女性作家としての苦悩を表現してくれていて、肝の台詞では毎回「ああ、私の気持ちを代弁してくれている!」と勝手に悦に入ってました(笑)。立花さんは可憐な花を添えてましたし、本当にチームワークのいいカンパニーだったと思います。みんなどこかで生きていて、またあの「23階の部屋」に行くと、みんながいて又わちゃわちゃ大喜利をやっているんではないか、と思わせるメンバーでした。

打ち上げの時に締めの挨拶で、辰巳君が「しばらくバラバラになろう」と言ったんですが、その時ものすごく淋しさを感じ、台詞の意味を改めて考えました。

元の英語は、We break up for a while.  です。 マックスのキャラから考えて解散や別れという日本語は何となく使いたくなくて、あえてカジュアルにバラバラという言葉を選んだんですが、実際に自分に言われてみた時に切なさが増す言葉なんだと肌で感じました。それはバラバラという音でよりリアルに響くからかもしれません。でも、実はバラバラになったピースは元に戻して集まることもできる、という願いも込めたんです。

手前味噌で恐縮ですが、「しばらくバラバラになろう」は好きな台詞です。そして、もう一つのお気に入りは「ちゃんちゃん!」。英語では、Ba-dum-bum. 当たり前ですが全く日本にはないドラムロールの音。ただコメディの終わりに叩かれる事が多いので、一番近いものは何かなあとずーーーーっと悩んで、ある日突然降りてきたのが「ちゃんちゃん!」でした。ドリフのコントなどで必ずオチに使われていた効果音でしたが、吉本新喜劇が最初に使い始めたという説もあり、吉本新喜劇様様です。ニール・サイモンも「ちゃんちゃん!」は気に入るんじゃないかと勝手に自負しています(笑)。

そして、最後のルーカスとミルトの「ちゃんちゃん!」は何度観ても切なかったです。

ということで、大変長くなりましたので、とりあえず今日はこの辺で。

しばらくバラバラになろう!ちゃんちゃん!

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